循環機能−ECGの記録
発展的課題
以下の「課題」は必須ではない(設定された獲得目標を逸脱する)が、今回入手したデータを記述する際のヒントとして目を通してほしい。
- 心電図の「RR間隔(x)」と「PQ間隔(y)」間には関連 1) があるか? また、「PQ間隔」は心臓の興奮機構においてどういう機能をもつか?
- 心電図の「RR間隔(x)」と「QT間隔(y)」間には関連 1) があるか? また、「QT間隔」は心臓の興奮機構においてどういう機能をもつか?
- 心電図の「RR間隔(x)」と「PT間隔(y) 2)」間には関連 1) があるか? また、「PQ間隔」、「QT間隔」、「PT間隔」は心臓の興奮機構においてどういう機能をもつか?
- 「心電図のQRS波(棘)の電位データ(y) 3)」について、3種の誘導法(第T誘導、第U誘導、第V誘導、x)間に関連があるか? 関連を定量的に表した上で、アイントーフェン三角との関係をどう説明するか?
- 平均電気軸のデータ4) は、どの範囲(−○°〜+○°)にあったか? また、自分の結果は平均電気軸データ中でどこに位置し、その生理学的な意味をどう考えるか?
- 注1)
- 一方の間隔が長くなれば、他方も長くなる傾向がある、あるいは他方の間隔は変化しないというような意味を示す。2者の関連を調べるには、相当数(例えば、30人分)のデータを必要とする。
- 注2)
- 「PQ間隔+QT間隔」として算出する。
- 注3)
- 3種誘導法による電位の関連を調べるには、相当数(少なくとも15人分)のデータを必要とする。
- 注4)
- 第T誘導の正方向を「0°」として、時計回りを正とする(反時計回りは負とする)。