骨格筋の収縮

方 法

刺激頻度の変更に伴う変化

刺激条件を変えて腓腹筋を連続収縮させる。本実験では、『刺激間隔(あるいは刺激頻度)』を制御する。

LabChartの設定値の変更

LabChartの『刺激回数(Repeats)』を「2(加重の実験用)」または「20(強縮の実験用)」に変更し、『刺激頻度(Max Repeat Rate、単位:Hz)』の数値を適宜変更する。ここで、『刺激頻度(単位:Hz)』と『刺激間隔(単位:ms)』の関係を整理する。

加重の実験

『刺激持続時間』を0.05 msに、『刺激電流強度』を「最大強度」の2倍値(ただし、生体標本の保全のために最大でも2.0 mAとする)にそれぞれ固定して2連続刺激をおこなう。『刺激頻度』を1 Hzから増加させ、頻度の変化に伴う「張力」の変化を記録する。

加重が生じたときは、『刺激間隔(『刺激頻度』から換算する)』「第1および第2の張力やそれらの比」などを記録する。また、加重を生じさせる「最小刺激頻度(概数)」を求める。

強縮の実験

『刺激持続時間』を0.05 msに、『刺激電流強度』を「最大強度」の2倍値(ただし、生体標本の保全のために最大でも2.0 mAとする)にそれぞれ固定して20連続刺激をおこなう。『刺激頻度』を1 Hzから増加させ、頻度の変化に伴う「張力」の変化を記録する。

強縮が生じたときは、『刺激間隔(『刺激頻度』から換算する)』「第1および最大の張力やそれらの比」などを記録する。また、「臨界融合頻度(Hz)」を求める。